関東人が関西の味に慣れるまで
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塩分控え目の味付け
関東の人がいきなり関西の味つけで食事を行うようになると、正直なところまずいと感じるかもしれません。
関西の薄味になれるために、当面はいくつかの工夫が必要になります。
まず、いきなり全部のおかずを薄味にするのではなく、いくつかのおかずはいつもどおりの味付けにして、残りのおかずを薄味にするようにしましょう。
うすあじといっても、単に調味料を減らすのではなく、だしはしっかり使うようにして塩分を控えるようにしましょう。
慣れてきたら1品、また1品というように1品ずつ関西風に変えていく方がよいでしょう。
食材はできるだけ新鮮なものを使うようにして、素材自体の持つ味を生かすようにしましょう。
野菜などはついついドレッシングを多くかけてしまいがちですが、野菜自身がもつ甘味など味わうように心掛ける事が大切です。
また、昆布やしいたけなどの甘味のある食品を積極的に利用することもかかせません。
魚などを焼く場合は塩焼きにせず素焼きにして、食べる時に柑橘果汁などをかけたり、しょうゆや塩などを使うときは、料理にかけずにその都度小皿などに入れてつけすぎないようにしましょう。
関西は基本的に薄口醤油ですが、薄口醤油は減塩醤油ではありませんので気をつけなければなりません。
塩分だけを考えれば濃口醤油よりも薄口醤油の方が塩分が高いので、見た目だけで味を判断しないようにしましょう。
そして、昆布味のメニューを多くすることが必要です。
関東で生まれ育った人には、かつお風味が基本のようですが関西は昆布味が基本です。
できるだけ、料理には昆布だしを使うようにしましょう。
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