味噌汁
公開日:
:
食材別の塩分量
一汁一菜」といわれるように、日本の伝統的な食事では汁物はかかせませんでした。
味噌汁は、出し汁に野菜や魚介を入れ、味噌で味付けしたものですが、地方によって異なる味噌や特産の具材が使われています。
「家庭の味」や「おふくろの味」というと、味噌汁を連想する人はかなり多いのではないでしょうか。
それぐらい日本人の食生活に定着しており、場合によっては日本の食生活を支えているといっても過言ではないかもしれません。
使う味噌や具材によって、塩分量はまちまちですが、お椀1杯分の味噌汁で、だいたい1.2~1.5gぐらいの塩分があるようです。
味噌汁の決め手となる味噌に塩分は欠かせないもので、味噌汁1杯分の味噌18gで1~2gの塩分が含まれています。
西京みそなどの白味噌で1.1g程度、信州みそなどの辛口の味噌で2.2g程度、仙台味噌などの赤味噌だと2.3g程度になります。
和え物によく使われる酢味噌などは、18gに0.9gの塩分ですが、和える食材でもう少し低いかもしれません。
健康志向を意識した、低塩タイプで1.7g程度、減塩タイプで1g程度の塩分になります。
このように数字だけ見ていくと、塩分が高いように思われがちですが、必ずしもそうではなく具材に何を使うかによって、塩分量は変わるといわれています。
比較的水分の多い野菜などを具材として使うとやや塩分は少なくなるようです。
味噌汁は塩分が気になるからといって、他のスープ類を食べるとかえって塩分が高くなるケースもあるようで、コーンポタージュスープなどは1杯に2.2g程度の塩分が含まれているいるそうです。