たらこ
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食材別の塩分量
たらこは、すけとうだらという魚の卵を塩漬けにしたもので、そのまま食べたり、焼いて食べたり、スパゲティーにあえたりといろんな食べ方が出来る食材です。
たらこの主な成分は、水分、タンパク質、脂質で、栄養素も多く含まれていて、ビタミンB12、ビタミンE、ビタミンD、ビタミンB1などのビタミン群が多く含まれています。
日本に食卓では欠かせない1品になっていますが、以外に歴史は浅くすけそうだら漁が盛んになった明治時代から一般に食べられるようになったといわれています。
地方によっては、すけそうだらだけでなく、たら全般の卵の塩漬けをたらこと呼ぶこともあるようです。
すけそうだらの卵を加工した食品に辛子明太子がありますが、地方によってはたらことして食べられるより、辛子明太子として食べられることが多いところもあります。
ビタミン群など栄養素が多いため、貧血や動脈硬化、老化、冷え性、風邪などの予防によいといわれており、夏バテや眼精疲労などにも効果があるともいわれていますが、塩漬けにしているため塩分が多く含まれています。
平均的な1食分のたらこ約50gで、3.3gの塩分が含まれています。
あまじおタイプのたらこもありますが、同じ1食分の量で2.7gの塩分があり、辛子明太子だとそれより多くなり、同じ1食分の量で塩分が6gぐらいになります。
しかし、同じように魚の卵の塩漬けであるかずのこでは約20gで3.5g程度あるので、それに比べるとやや少ないといえます。
また、最近は塩分の少ないたらこや、マヨネーズとあえて食材のひとつとして使われることもあり、塩分摂取量を少なくする工夫が行なわれています。