野菜
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食材別の塩分量
野菜は、端的にいうと食用となる植物をのことですが、気候や土壌に影響を受けやすく、地方のよっては自給自足的な面をもっていました。
気候に左右されることがかえって旬という、最も適した味の良い時期がありました。
品種改良やハウス栽培などが積極的に行なわれたり、海外からも輸入されるようになって、近年はあまり旬を意識せず1年中手に入るようになってきました。
塩分、つまりナトリウムは生き物にとっては欠かせない栄養素のひとつですが、野菜にも必要であるといわれています。
チッソ、リン、カリウムが野菜の3大栄養素であるといわれていますが、ナトリウムなどその他にも必要とされる栄養素はあるようです。
野菜は必要な栄養素を土から吸収していますが、土の中は基本的にあまり塩分が含まれていません。
逆に、海岸の近くなどでは海の影響で塩分が含まれているようですが、一般的に塩分が多くなると野菜は育たずに枯れてしまいます。
種類によっては塩分が少なくても育たない野菜もあるようで、その点から考えると野菜に含まれる塩分は平均的に少ないようです。
例えば、トマトの場合で100gに約0.0075gの塩分が含まれているようです。
残念ながら0.0075gの塩分が、どの程度塩の味がするかわかりませんが、ごく微量であるといえます。
野菜の中で、比較的多くの塩分が含まれているといわれているのが白菜で、100gに約0.095gだそうです。
その他に多いといわれている野菜でも、人参で100g中塩分が約0.078g、キャベツで100g中塩分が約0.0425gぐらいだそうです。
このように野菜に含まれる塩分は平均的にごく微量ですが、野菜を多く摂ると塩分を排泄しやすいといわれています。
これは、野菜などに多く含まれているカリウムが、塩分であるナトリウムの排泄を促す働きがあるためのようです。
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