和菓子
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食材別の塩分量
和菓子は、日本の伝統的な食材や製造方法を用いて、日本人の歴史とともに長い間育まれてきました。
今日、多くの種類の和菓子がありますが、伝統的な和菓子は砂糖や米、小麦、小豆などを原料にしています。
ただ、比較的新しい種類の和菓子は、洋菓子の材料や製法を取り入れていれているケースもあり、和菓子と洋菓子の境界線も微妙な面があるようです。
伝統的な和菓子においても、砂糖を使うようになったのは近世以降だといわれており、特に砂糖が手に入りにくかった時代には、サトウキビを原料とした和三盆などが用いられていたようです。
一般的な和菓子の塩分をみてみると、せんべい1枚で約0.3g、柿の種ピーナッツ入り30g程度で約0.3g、かりんとう5個(42g)では0g、ドラ焼き1個(90g)で約0.3g、豆大福105gで0.1g、きんつば1個(50g)で約0.1g、クシ団子1串(60g)で約0.4g、今川焼き1個(100g)で0.2gとなっており、全体的に塩分が少なくなっています。
これは和菓子における塩分の使い方の問題で、塩を使うことにより塩の味をつけることが目的ではなく、砂糖などの甘味を引き出すために使うわれるためです。
和菓子は水分量が20%以下のものを干菓子または乾菓子といい、40%以上ものを生菓子、その中間にあるものを半生菓子と分類しています。
いずれにおいても、和菓子のおける塩分は、いわゆる隠し味程度にしか使っていないようです。
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