塩分控え目にしなければならない病気

公開日: : 日本人と塩分

会社員を表す「サラリーマン」の「サラリー」は、塩を語源としています。
働いて給料を得る、この給料が塩に由来しているわけですが、これは古代ローマで兵士に対する給料が塩で支給されていた為です。

それほど貴重だった塩ですが、日常生活において塩分を摂りすぎることはあまり身体によくありません。

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塩分は控え目にしなければならないのです。
もともと塩分は人間にとって必要な栄養素ですが、あまり多く摂取すると水分とナトリウムが貯まってしまい血圧を上げる事につながります。
この高血圧は人によってめまいや頭痛などが表れることがありますが、大半が自覚症状がないというやっかいなものです。

また高血圧になることによりさまざまな病気をひきおこしてしまいますが、特に多いのが脳卒中です。
脳の血管が破れるもとを脳出血、脳の血管がつまることを脳梗塞といいますが、これらの脳の病気を脳卒中といいます。
この脳卒中は脳の病気で最も多く、つい最近まで死亡原因のトップでしたが、医学の進歩や医療体制の整備などにより死亡率が下がってきました。
しかし死亡につながらなくても、意識や機能の障害、麻痺などの後遺症が残ることが少なくありません。

脳疾患に次いで懸念される、塩分摂りすぎによる病気に腎臓疾患があります。
腎臓は体内の老廃物や水分を排出するための重要な臓器ですが、塩分を取りすぎるとこれらの働きが悪くなります。
そのような症状が進行すると腎硬化、腎不全になり、人工透析などの継続的な治療が必要になります。
その他にも塩分の摂りすぎによって、生活習慣病といわれる糖尿病や高脂血症、動脈硬化の一因になりえます。

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