高血圧
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塩分摂りすぎの弊害
食生活における塩分といえば食塩になりますが、食塩の主な成分は塩化ナトリウムです。
塩は岩塩といわれる塩を含んだ地層から採掘したり、海水を蒸発させて採取したります。
地球に住む多く生き物は、この塩分がないと生きる事ができないといわれるほど重要な成分です。
それほど重要な成分といわれる塩分なのに、摂りすぎると高血圧になるといわれるのは、本当なのでしょうか。
人の血圧が正常な範囲を超えることを高血圧といいますが、血圧は必ずしも常に一定ではありません。
運動の有無や、季節や年齢、体質など人によっても異なります。
また、同じ人でも運動の前後や食事の前後、緊張感などおかれている状況によっても異なります。
そのため高血圧の基準値はいくつなのか判断するのは難しい面もありますが、一般的には上の値で140mmHg、下の値で90mmHgを判断基準としています。
この上の値というのが心臓が収縮して血液を身体に送り出すときの血圧であり、下の値がその逆で心臓が拡張して血圧を取り込むときの血圧ということになります。
判断基準より両方の数値が高ければ高血圧になるわけですが、どちらか片方の数値が判断基準より高くても高血圧になります。
それではなぜ塩分と取りすぎたことが高血圧の原因になるのかというと、正直なところ関連があることはわかっているのですが、まだ確実な原因は突き止められていません。
ただ、現在のところ人間の身体の中の塩分の量は決められており、それを越えて摂取すると身体が薄めようとするために水分を欲しがるというメカニズムが働きます。
一定量以上の塩分や水分をとることにより体液、この場合は血液になりますが、それが増えてしまい血圧が上がると考えられています。
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