塩分控えめの食生活にしよう

公開日: : 日本人と塩分

日本の人口は約1億3千万人ですが、そのうちの20%強の3,000万人の人が高血圧であるといわれています。
日本人の約5人に1人の割合で高血圧なのです。

これは日本人の食生活に主な原因があります。
味噌や漬物、醤油といった塩分の高いものを日常的に食べていたことが一因であり、さらに食生活の近代化による加工食品などの影響もあります。

a0002_000748

日本人の1日あたりの塩分の摂取量はヨーロッパの人々の倍以上もあり、アメリカ人よりも多いのが現実です。
厚生労働省では理想的な1日あたりの塩分の摂取量は10g程度との目安を示していますが、世界保健機構では6g程度と発表しています。
体型や気候等の影響があるかもしれませんが、このことからも日本人が平均的に塩分を多く取る食生活であることがわかります。

そのようにもともと塩分を多く摂る食生活だったところに、インスタント食品などの食品の変化やファストフード、ファミリーレストラン、コンビニエンスストアといった外食などの食生活の欧米化が押し寄せ、高カロリーで高脂肪を取る事になり、高血圧や高脂血症、脳卒中、糖尿病などを引き起こしているといわれています。

しかし、健康を保つためには塩分は必要な栄養素であり欠くことができません。
塩分摂取量の変化とこれらの病気の発症数は密接な関係があることからも、塩分摂取量を減らして適度に摂ることが病気への予防につながるといえます。
日本人の塩分の摂取量が10gという理想的な数値を下回ることにより、より健康的な生活を過ごす事ができるはずです。

関連記事

塩分とカロリーの関係

消費者の健康志向が高まったために、最近ではカロリー控え目や塩分控え目の食品が増えてきました。 人間は

記事を読む

ヨーロッパでの塩分摂取量

日本人は一日平均約11gの塩分を摂取していますが、海外の国々ではどれぐらい摂取しているのでしょうか。

記事を読む

日本人の塩分摂取の歴史 その2

日本人は海外の人たちに比べると昔から塩分の摂取量が多い民族ですが、日本の気候や風土などと食生活の関連

記事を読む

日本人の塩分摂取の歴史 その1

日本人の塩分摂取量が多いのは、ここ最近の問題ではなく歴史的にも昔から多かったといわれています。

記事を読む

塩分控え目にしなければならない病気

会社員を表す「サラリーマン」の「サラリー」は、塩を語源としています。 働いて給料を得る、この給料が塩

記事を読む

アメリカでの塩分摂取量

ヨーロッパの国々ではだいたい7~14gの塩分を摂取していますが、アメリカではどうなのでしょうか。 ア

記事を読む

  • 【関連サイト】
  • ↓これでも減塩メニュー!?と、きっと思いますよ
  • ↓こちらもメニュー豊富でお試しに最適
ネットで見つけたレシピの紹介2

腎臓病など病気の方は特に塩分の摂取量が気になりますが、できだけバラエテ

ネットで見つけたレシピの紹介1

塩分を控えた食事といっても単に食塩の使用量を減らしただけでは、味気のな

サントリー飲料「DAKARA」

以前、小便小僧がテレビCMでおしっこしていたので利尿作用があると思われ

サウナ

有酸素運動によって日常的に塩分を排出しやすい身体をつくることができます

ミネラル麦茶

よく冷えた麦茶といえば夏の飲み物の定番ですが、麦茶は焙煎した大麦の種子

有酸素運動

日常的に適度な運動を行なうことが身体にいいことは誰でも知っていることで

赤味噌

味噌汁は日本国内のどこにでもありますが、地方ごとの特色をよく表した料理

天然塩

摂り過ぎた塩分の排出にはカリウムを含む食品を多くとるのが得策ですが、天

乳製品

塩分つまりナトリウムを摂り過ぎると、カルシウムの吸収を妨げてしまいます

カリウム

カリウムは取りすぎた塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きをしますが、

→もっと見る

PAGE TOP ↑