カルシウム低下

公開日: : 塩分摂りすぎの弊害

カルシウムは、人間の骨を構成する上で欠かせない、重要な栄養素です。
牛乳などの乳製品や豆腐や納豆などの大豆製品、小魚やひじきなどの海藻類、小松菜やチンゲン菜などの緑黄色野菜など、日常的に割りと容易に摂取できる食品に多く含まれています。

そんなカルシウムも、実は塩分の影響を受けやすい栄養素のひとつで、塩分つまりナトリウムをたくさん摂ると、カルシウムが尿の中にどんどん排出する作用があるそうです。

a0002_000748

しかし、決して身体の中にカルシウムが余っているから排出するのではなく、カルシウムが必要な箇所からわざわざ取って来て排出するそうです。
一般的に身体の中のカルシウムは骨にありますが、ほんのわずか量は血管や筋肉などに使われそれらをコントロールしています。
血管などで使われているカルシウムが不足すると、身体が危機を感じてホルモンを分泌させ骨からカルシウムを取り出して補うといった働きをするそうです。

カルシウムの不足が続くと、骨から次々とカルシウムを補給するため、逆に血液中のカルシウムの濃度が高くなってしまいます。
これをカルシウム・パラドックスというそうですが、血液中のカルシウムが増えると血管の壁が硬くなったり、血管の内側が傷つきやすきなります。
そのため、コレステロールなどが血管に付着してしまい、血管がもろくなり動脈硬化になってしまいます。
そのようにして血流が悪くなると、心臓は強い力で血液を送り出そすので、必然的に血圧が上がり高血圧になりやすい状態になります。

もともと、日本人はカルシウムが不足していると言われています。
成人が1日に摂取しなければならないカルシウムは、600mgといわれていますが、統計などによるとここ数十年間ずっと数値がしてまわっているといわれています。

関連記事

むくみ

塩分の高い食事を摂るとよくのどが渇いて、いつもより多めに水分を取るようになります。 これは、塩分を摂

記事を読む

腎臓の機能低下

塩分の取りすぎは血管に悪影響を及ぼしますが、腎臓にも影響を与えるようです。 腎臓は、人間の身体の右側

記事を読む

動脈硬化

塩分が高血圧と関連があるのは間違いありませんが、その関連の一つに血管を硬くする(=動脈硬化)という働

記事を読む

塩分はダイエットにとって大敵?

ダイエット中は塩分を摂る事を控えた方がよいと言われるますが、本当にそうなのでしょうか。 塩分自体は人

記事を読む

高血圧

食生活における塩分といえば食塩になりますが、食塩の主な成分は塩化ナトリウムです。 塩は岩塩といわれる

記事を読む

前記事
むくみ
次記事
和食
  • 【関連サイト】
  • ↓これでも減塩メニュー!?と、きっと思いますよ
  • ↓こちらもメニュー豊富でお試しに最適
ネットで見つけたレシピの紹介2

腎臓病など病気の方は特に塩分の摂取量が気になりますが、できだけバラエテ

ネットで見つけたレシピの紹介1

塩分を控えた食事といっても単に食塩の使用量を減らしただけでは、味気のな

サントリー飲料「DAKARA」

以前、小便小僧がテレビCMでおしっこしていたので利尿作用があると思われ

サウナ

有酸素運動によって日常的に塩分を排出しやすい身体をつくることができます

ミネラル麦茶

よく冷えた麦茶といえば夏の飲み物の定番ですが、麦茶は焙煎した大麦の種子

有酸素運動

日常的に適度な運動を行なうことが身体にいいことは誰でも知っていることで

赤味噌

味噌汁は日本国内のどこにでもありますが、地方ごとの特色をよく表した料理

天然塩

摂り過ぎた塩分の排出にはカリウムを含む食品を多くとるのが得策ですが、天

乳製品

塩分つまりナトリウムを摂り過ぎると、カルシウムの吸収を妨げてしまいます

カリウム

カリウムは取りすぎた塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きをしますが、

→もっと見る

PAGE TOP ↑