動脈硬化

公開日: : 塩分摂りすぎの弊害

塩分高血圧と関連があるのは間違いありませんが、その関連の一つに血管を硬くする(=動脈硬化)という働きがあるといわれています。
人間が生きるためには必要な塩分がすごく悪者のように思われますが、実際には塩分の主成分であるナトリウムが原因なのです。

通常、ナトリウムが必要以上に人間の体内に摂取されると、筋肉などが正常に働かなくなります。
人間の内臓もある意味では一種の筋肉と同じなので、塩分すなわちナトリウムの影響を受けてしまいます。

a0002_000748

また、ナトリウムは血管を硬くするだけでなく、血管を収縮させる働きもあります。
ナトリウムを摂りすぎることにより血菅が縮まってしまいそれにより血圧が上がってしまいますが、その状態がずっと続くと血管自体や心臓などに大きな負担になります。

そのように常に強い圧力が血管にかかると血管の内側が傷つきやすくなり、傷つきやすくなった血管にはナトリウムが入り込みやすくなる傾向があります。
ナトリウムが入り込むことにより血管がより細くなってしまい、細くなってストレスがかかった血管に血液の成分や脂質などが入り込むことによって、血管が硬くなって動脈硬化につながる、というのが塩分と動脈硬化のメカニズムなのです。

もともと人間の身体は不用なものや摂りすぎた場合はその物質を身体から排出するといった正常な働きをもっていますが、塩分つまりナトリウムの摂りすぎによって、人間本来の働きに重要な役割である血管に悪影響を及ぼし結果として動脈硬化を引き起こしてしまいます。

関連記事

むくみ

塩分の高い食事を摂るとよくのどが渇いて、いつもより多めに水分を取るようになります。 これは、塩分を摂

記事を読む

塩分はダイエットにとって大敵?

ダイエット中は塩分を摂る事を控えた方がよいと言われるますが、本当にそうなのでしょうか。 塩分自体は人

記事を読む

腎臓の機能低下

塩分の取りすぎは血管に悪影響を及ぼしますが、腎臓にも影響を与えるようです。 腎臓は、人間の身体の右側

記事を読む

カルシウム低下

カルシウムは、人間の骨を構成する上で欠かせない、重要な栄養素です。 牛乳などの乳製品や豆腐や納豆など

記事を読む

高血圧

食生活における塩分といえば食塩になりますが、食塩の主な成分は塩化ナトリウムです。 塩は岩塩といわれる

記事を読む

前記事
高血圧
次記事
腎臓の機能低下
  • 【関連サイト】
  • ↓これでも減塩メニュー!?と、きっと思いますよ
  • ↓こちらもメニュー豊富でお試しに最適
ネットで見つけたレシピの紹介2

腎臓病など病気の方は特に塩分の摂取量が気になりますが、できだけバラエテ

ネットで見つけたレシピの紹介1

塩分を控えた食事といっても単に食塩の使用量を減らしただけでは、味気のな

サントリー飲料「DAKARA」

以前、小便小僧がテレビCMでおしっこしていたので利尿作用があると思われ

サウナ

有酸素運動によって日常的に塩分を排出しやすい身体をつくることができます

ミネラル麦茶

よく冷えた麦茶といえば夏の飲み物の定番ですが、麦茶は焙煎した大麦の種子

有酸素運動

日常的に適度な運動を行なうことが身体にいいことは誰でも知っていることで

赤味噌

味噌汁は日本国内のどこにでもありますが、地方ごとの特色をよく表した料理

天然塩

摂り過ぎた塩分の排出にはカリウムを含む食品を多くとるのが得策ですが、天

乳製品

塩分つまりナトリウムを摂り過ぎると、カルシウムの吸収を妨げてしまいます

カリウム

カリウムは取りすぎた塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きをしますが、

→もっと見る

PAGE TOP ↑