動脈硬化
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塩分摂りすぎの弊害
塩分が高血圧と関連があるのは間違いありませんが、その関連の一つに血管を硬くする(=動脈硬化)という働きがあるといわれています。
人間が生きるためには必要な塩分がすごく悪者のように思われますが、実際には塩分の主成分であるナトリウムが原因なのです。
通常、ナトリウムが必要以上に人間の体内に摂取されると、筋肉などが正常に働かなくなります。
人間の内臓もある意味では一種の筋肉と同じなので、塩分すなわちナトリウムの影響を受けてしまいます。
また、ナトリウムは血管を硬くするだけでなく、血管を収縮させる働きもあります。
ナトリウムを摂りすぎることにより血菅が縮まってしまいそれにより血圧が上がってしまいますが、その状態がずっと続くと血管自体や心臓などに大きな負担になります。
そのように常に強い圧力が血管にかかると血管の内側が傷つきやすくなり、傷つきやすくなった血管にはナトリウムが入り込みやすくなる傾向があります。
ナトリウムが入り込むことにより血管がより細くなってしまい、細くなってストレスがかかった血管に血液の成分や脂質などが入り込むことによって、血管が硬くなって動脈硬化につながる、というのが塩分と動脈硬化のメカニズムなのです。
もともと人間の身体は不用なものや摂りすぎた場合はその物質を身体から排出するといった正常な働きをもっていますが、塩分つまりナトリウムの摂りすぎによって、人間本来の働きに重要な役割である血管に悪影響を及ぼし結果として動脈硬化を引き起こしてしまいます。
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