腎臓の機能低下
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塩分摂りすぎの弊害
塩分の取りすぎは血管に悪影響を及ぼしますが、腎臓にも影響を与えるようです。
腎臓は、人間の身体の右側と左側にそれぞれひとつづつあり、握りこぶしぐらいの大きさです。
血液を浄化する働きがあり、重要な臓器ですが、悪くなってもなかなか自覚症状が出ません。
なんとなく身体がだるかったり、あまり食欲がない状態でも、腎不全になっているケースもあります。
一度悪くなってしまうと治りにくく、慢性腎不全になると人工透析などで継続的に治療を受けなければなりません。
腎臓の主な働きは、血液を浄化したり、身体に必要な栄養分を吸収したり、余分になった栄養分や有害物を尿といっしょに排出したりします。
心臓から出発した血液は、人間の身体の中に行き渡りますが、だいたい5分に1回の割合で腎臓を通るといわれています。
この働きを逆にとらえると、それぐらいしょっちゅう血液を浄化したり、栄養分を吸収したり、不用物を排出する準備をしなければならないということになります。
当然、これらの働きに塩分は必要ですが、必要以上に長い間塩分をとりつづけると、腎臓を働きを低下させる事になります。
高血圧や高脂血症といういわゆる生活習慣病の影響で、腎臓のもっとも大切な、必要なものの吸収と不用なものの排出という働きが正常に行なわれず、不用なものを吸収して必要なもの排出したりします。
本来排出されるべき、とりすぎた塩分が腎臓の機能低下により、排出されずに身体の中に残るとより高血圧になるという悪循環につながります。
塩分のとりすぎが、血管だけでなく腎臓までも機能を低下させることになります。
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