冷凍食品
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料理別の塩分量
旬の食材をそれ以外の時期にも、同じような味や風味で安定して消費者に提供するために、冷凍食品は生まれました。
とれたてや作り立ての状態のまま、長い間保存できるというメリットがありますが、その反面、脂質や塩分が多く、食材によっては栄養的に偏りがあるともいわれています。
冷凍食品は、エスキモーが元祖といわれていますが、1930年頃にアメリカで商品化されました。
同じ年、日本でも冷凍食品が生まれ、冷凍いちごが最初の商品だったそうです。
1960年代後半になって、冷凍食品は普及しますが、当時成長期の真っ只中だったファミリーレストランなどの外食産業で使われる、いわゆる業務用がスタートでした。
ちなみに冷凍食品にも定義があり、次の4つを備えたものだけが冷凍食品と呼べるようです。
(1)下処理してある…原材料をあらかじめ下処理してあること。
(2)急速冷凍してある…品質に変わりがないように低温で急速に冷凍してあること。
(3)消費者包装してある…流通過程での衛生面を考慮して、商品が包装されていること。
(4)品温をマイナス18℃以下である。…生産から販売まで、一貫して品温が-18℃以下であること。
今や冷凍食品は、食生活の多くの場面で使われていますが、近年塩分摂取量が若干増えているといわれる原因の一部は冷凍食品にあるともいわれています。
冷凍食品は、外食などの業務用で使われている事が以外に多いといわれており、家庭でもお弁当などの食材として使われる事も多くなってきています。
商品にもよりますが、基本的には冷凍食品はそのまま食べられるアイテムが多く、味付けがしっかりされているので比較的塩分は多いようです。