外食
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料理別の塩分量
日本人の食に関する環境は、経済成長による所得の増加や安定、冷蔵庫や電子レンジなどの機器の普及、流通インフラの整備などにより、戦後から比べると目覚しく改善されました。
外食産業の成長も著しく、日本にいながら海外の料理やいままでの食生活になかったメニューを日常的に食べる事ができるようになりました。
食生活の充実という面から考えると、非常に恵まれた状況ではありますが、栄養面から考えると必ずしもよい状況とはいえないようです。
日本人の外食を利用する割合は、世代に関係なく年々増加しており、外食はもはや若い世代だけのものではないようです。
一般的に外食は、手間やコストを考慮しなければならないため、野菜などが少なくビタミンやミネラルなどの栄養素が不足しているといわれています。
揚げ物など油分の多いメニューの方が人気があり、味付けも濃いものが多いので、必然的に塩分も多くなります。
一説には、料理を濃い目の味付けをすることによって、アルコールなどの飲み物の注文を増やすため、といわれていることもあるようですが、家庭料理に比べて比較的濃い目に味が多いのは確かなようです。
特に昼食などでは、麺類やどんぶり類などを単品で食べる機会が多いようですが、単品だけだと塩分が高くなる傾向が多いようです。
定食のようなメニューは、多くの食材が使われることが多いので、単品よりも偏った塩分の摂取はないといわれていますが、メインの食材によって大きく変わるようです。
ハンバーガーなどのファーストフードも、最近はヘルシーなメニューがあるといっても、濃い目の味付けが多く塩分に関してもほほ同じような傾向があるといわれています。