洋食
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料理別の塩分量
和食は季節感や旬の素材を大切にして、それらを生かすことを重点にしている料理だといわれており、比較的繊細な味付けが多いといわれています。
それに対して洋食といわれる西洋料理は、ソースや香辛料、バターなどを積極的に使った濃厚さを味わう料理だといわれていますが、洋食は食材に動物の肉を用いることが多いため、動物性のタンパク質や脂質を多くとる傾向にあります。
動物の肉特有のくさみなどを消すために、食材に濃厚なソースをかけるようなタイプになったのではないかと思われます。
基本的に和食では、香辛料は料理の仕上げに使われることが多いようですが、洋食では仕上げだけでなく、調理の途中で使われることが多いようです。
香辛料や調味料に塩分が含まれることもあるので、使用頻度が高くなるとそれだけで塩分が高くなるように思いがちですが、脂質が含まれる食材が多いため、香辛料が食材に染み込む度合いは少ないようです。
例えば麺類で和食と洋食の一例を比較すると、ざるそば一人前で約3gの塩分がありますが、ミートソース一人前もほぼ同じ塩分があるといわれています。
さっぱりしたざるそばと濃厚なミートソースが、ほぼ同じ塩分であるというのも以外ですが、和食に比べて洋食の方が塩分が少ないことをよくあらわしています。
さらにハンバーグは、ざるそばやミートソースよりも塩分が少なく2g程度というのも以外で、和食に比べていかに洋食の塩分が少ないかがわかります。
しかし、近年の世界の和食ブームの影響で、洋食の下味などにしょうゆなどが使われるケースが増えてきているようで、料理の世界においてもグローバル化が進んでいるようです。