ブドウ糖吸収を助ける

公開日: : 塩分の効用

人間は生きる為に食物を食べ、食物より栄養を吸収し、吸収した栄養を身体のエネルギーに変えています。
ほとんどの国では、ご飯やパン、麺類などの炭水化物を主に主食としていますが、人間はこの炭水化物よりでんぷんを摂取しています。

でんぷんは消化されることによりブドウ糖になるわけですが、このブドウ糖は人間だけでなく動物や植物、生きるもの全てにおいて生命のエネルギーになるものです。
単に身体の活動だけでなく、唯一、脳にとってのエネルギーでもあります。

a0002_000748

しかし、この重要なブドウ糖も人間の身体に吸収される場合、単独では細胞内に栄養として受け付けてくれません。
運び屋のようなペアになる物質が必要で、そのペアがいないと栄養分でないと判断してしまいます。
その運び屋になるペアの物質が、実は塩分(ナトリウム)なのです。
人間が一日に必要とするブドウ糖は180g以上といわれており、それ以下になると生きていけないともいわれています。

もし、ブドウ糖の補給を行なわなかった場合、体内にある他の物質をブドウ糖に変えて補いますが、10時間程度しかもたないといわれています。
生きる為に最低限必要な一日180gのブドウ糖を吸収するためには、23gのナトリウムが必要になります。
日本人が1日の摂取する塩分は平均で10~20gなので、それだけでは足りない事になります。

しかし、運び屋である塩分はピストン運動のようにして常にその役割を果たすので、毎日新たに23g必要なわけではありません。
またブドウ糖だけでなくアミノ酸を吸収する際にも、運び屋である塩分が必要とされており吸収を助けています。

関連記事

一定の塩分が血液や体液には必要

平均的に日本人は塩分を摂りすぎていますが、食生活をかえることによって、どんどん塩分の摂取量を減らし続

記事を読む

「塩」をしっかり摂れば、病気は治る2

食事などで塩分を摂ることによって、身体の正常な働きを促すことにつながりますが、塩分を病気などの治療と

記事を読む

「塩」をしっかり摂れば、病気は治る1

塩分を摂り過ぎているといわれる日本では、減塩をうりにした商品がたくさん市場に出ています。 減塩醤油、

記事を読む

細胞の圧力の調整

塩分の働きの1つに、浸透圧の調整があります。 浸透圧というと少しわかりずらいですが、濃度の低い液から

記事を読む

  • 【関連サイト】
  • ↓これでも減塩メニュー!?と、きっと思いますよ
  • ↓こちらもメニュー豊富でお試しに最適
ネットで見つけたレシピの紹介2

腎臓病など病気の方は特に塩分の摂取量が気になりますが、できだけバラエテ

ネットで見つけたレシピの紹介1

塩分を控えた食事といっても単に食塩の使用量を減らしただけでは、味気のな

サントリー飲料「DAKARA」

以前、小便小僧がテレビCMでおしっこしていたので利尿作用があると思われ

サウナ

有酸素運動によって日常的に塩分を排出しやすい身体をつくることができます

ミネラル麦茶

よく冷えた麦茶といえば夏の飲み物の定番ですが、麦茶は焙煎した大麦の種子

有酸素運動

日常的に適度な運動を行なうことが身体にいいことは誰でも知っていることで

赤味噌

味噌汁は日本国内のどこにでもありますが、地方ごとの特色をよく表した料理

天然塩

摂り過ぎた塩分の排出にはカリウムを含む食品を多くとるのが得策ですが、天

乳製品

塩分つまりナトリウムを摂り過ぎると、カルシウムの吸収を妨げてしまいます

カリウム

カリウムは取りすぎた塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きをしますが、

→もっと見る

PAGE TOP ↑