乳製品
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塩分の排出
塩分つまりナトリウムを摂り過ぎると、カルシウムの吸収を妨げてしまいます。
これはナトリウムには、カルシウムを尿といっしょに排出する働きがあるためです。
カルシウムは体内に体重の2%もあり、そのうちのほとんどが骨や歯に含まれていて、その他の血液や筋肉などに含まれるのはごくわずかです。
世界的に観てもこれだけ食べ物があふれて食べ物に不自由しない国なのに、日本人はカルシウムの摂取量が非常に少ない食生活をおくっています。
それでいて平均的に塩分を摂りすぎる傾向があるので、カルシウムを積極的に取るようにしないと、どんどん体内のカルシウムが減ってしまいます。
カルシウムを多く含んでいるのは、小魚や干しエビの魚介類やわかめなどの海藻類、小松菜や切り干し大根などの野菜類などいろいろありますが、吸収率が最もよいとされているのが乳製品です。
カルシウムは同じ食品を食べても年齢や他の栄養素との関係など、人や条件によって吸収率は異なります。
その人の健康状態や薬の服用、情緒の安定度などによっても影響されると考えられています。
しかし牛乳などに含まれる乳糖は、カルシウムの吸収を促進する働きがあるといわれており、実際のところ牛乳などのカルシウムの吸収率は、他の食品に比べて高くなっています。
また、乳製品は他の食品にくらべて平均的にカルシウムの含有量が多いので、高い吸収率でより確実に摂取することができます。
コップ1杯200ccの牛乳には、約200mgのカルシウムが含まれています。
同じ量のプレーンヨーグルトには約115mg、スライスチーズ1切れには約125mg、プロセスチース1切れには約170mgのカルシウムが含まれています。
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